昭和40年(1965年)より「地域社会への奉仕」を理念とし、105床の精神科病院として設立された千嶋病院は、平成19年(2007年)12月隣接地に新築移転し新しい“千嶋病院”として出発しました。
精神科の病院を取り巻く状況はここ数年大きく変化しています。
社会復帰施設が充実し社会復帰のためのいわゆる“開放病棟”的な病棟は歴史的使命を終えつつあります。
しかし、精神症状が重症あるいは身体障害を合併したため社会復帰が困難な方のための病棟は今日でも必要とされています。
そのような方々がゆっくり療養できる環境を整えました。
新病院では、近年増加しているうつ病などの方もゆっくり療養できるような個室も設けるなど新しいニーズにもお応えしていこうと考えています。
外来では地域生活をサポートする相談室や訪問看護、デイケアむすびの里を充実させました。
高齢者の増加に伴い、身体疾患に基づく精神症状や認知症におけるさまざまな精神症状で困っておられる方が増加しています。
当院は大分県の県北地域で唯一の認知症治療病棟を2棟持つ病院として専門的な医療を行っています。
2つの認知症治療病棟をそれぞれ3つのユニットに分けてケアするユニットケアや個別浴をつくるなど、関連施設の老人保健施設“希の里”、特別養護老人ホーム“やすらぎの里”、認知症グループホーム“和の里”のノウハウも最大限導入しました。
高齢者の皆様が安心して地域で生活できるようこれまで以上に各施設との連携を深めてまいります。
これからも、精神障害におけるあらゆるニーズに応えるべく、ご家族が安心して託すことのできる病院を目指して日々精進していく所存でございます。
医療法人積善会 千嶋病院
院長 千嶋 達夫
1965年4月(昭和40年) | 医療法人積善会 千嶋病院設立 精神科・神経科開設(定床105床) |
1969年12月(昭和44年) | 増築 (定床157床) |
1974年11月(昭和49年) | 老人病棟 50床新設 (定床198床) |
1991年6月(平成3年) | 老人保健施設「希の里」80床開設 |
1993年1月(平成5年) | 老人性痴呆療養病棟 50床承認 定床変更(定床180床) |
1994年4月(平成6年) | 特別養護老人ホーム「やすらぎの里」50床開設 |
1995年1月(平成7年) | 精神療養病棟(A) 60床承認(定床180床) |
1996年9月(平成8年) | 老人性痴呆疾患療養病棟(A) 60床承認 (定床180床) |
1997年9月(平成9年) | 北病棟新築落成(70床分) |
1997年10月(平成9年) | 精神科デイケア認可 訪問看護開始 |
2000年4月(平成12年) | 老人性痴呆療養病棟 介護保険20床承認 (定床180床) |
2001年6月(平成13年) | 老人性痴呆療養病棟 介護保険30床に変更 (定床180床) |
2001年12月(平成13年) | グループホーム「和の里」9床開設 |
2002年7月(平成14年) | 精神科デイケア「むすびの里」大規模 認可 |
2002年10月(平成14年) | 西病棟 21床新設 定床変更(定床197床) |
2003年10月(平成15年) | 老人保健施設「希の里」16床増床(96床) |
2003年11月(平成15年) | 老人性痴呆療養病棟 介護保険40床に変更 (定床197床) |
2006年5月(平成18年) | 新病院建設予定地購入 |
2007年10月(平成19年) | 新「千嶋病院」完成 定床変更(定床196床) |
2007年12月(平成19年) | 介護保険40床を認知症治療病棟1へ変更 (定床196床) |
2011年1月(平成23年) | 精神科デイケア大規模を小規模に変更 |
2013年8月1日(平成25年) | 標榜科名を精神科・老年精神科・心療内科に変更 |
2014年6月12日(平成26年) | 豊後高田市在宅介護支援センター くつろぎの里事業開始 |
2014年10月(平成26年) | 豊後高田市認知症初期集中支援チーム (物忘れ相談支援チーム)事業開始 |
2020年6月1日(令和2年) | 病院数変更 東1階病棟(精神病棟入院基本料) 56床⇒58床 東2階病棟(精神療養病棟入院料) 60床⇒54床 西1階病棟(認知症治療病棟入院料1) 40床⇒42床 西2階病棟(認知症治療病棟入院料1) 40床⇒42床 合計196床 |
2021年1月28日(令和3年) | 精神科デイケア(小規模なもの)閉鎖 |